K社 ホスピタリティ研修
居酒屋経営のO社長のK社にて社員と店舗スタッフの皆さん向けにホスピタリティの研修を行いました。
こういう場合、私が一番大事にしているのは、10代後半〜20代の社会に出る前のみなさんが、自分に自信を持ち、楽しく働きたくなる環境を整えること。
自信がない人は自分の意見や意思がない、もしくは少ないようです。
世の中のまだ知らないことを、少しでも知るだけでみなさん、安心して自分の意見を持つことができるような気がします。
ただ、彼女彼らの場合、圧倒的にボキャブラリーが無く、大人が伝える普通の話が通じにくい、伝わり難い現状があります。
だからみんなお互いに苦労してる。
どんなに教えてもらっていても、理解や納得まで辿り着いていないケースも多くて、尚且つそれを自分たちも悩みに思ってるというのをよく聞きます。
本当に彼らがわかるレベルの言葉でわかるところまでの具体例を出しながら、規定の時間内に終わるように進めていく。
難しいことを、わかりやすい優しい言葉で伝えることができるということは、伝えるこちら側が完全にその伝える内容を理解していて、さらに自分の見解を持っている、ということの証明なのでその人がつかう言葉はいつもその人の理解度と人間性のあらわれなんだと思うので、とても高度で、追い求める、研究に値することだと思います。
なぜそこまで私が言葉にこだわるかといえば、できるだけ若い頃に良質な言葉に出会うこと、良質を目指している大人に出会うことで、彼らの未来に希望が生まれ、考え方が変わることによって彼らの未来が良い方に変わるからです。
雷に打たれたように一瞬で本質を掴んでハッと今までの自分に気づくことができるのは、まだ柔らかく常に自分のことで悩み続けている若い人特有の特権みたいなものが影響するすごい一時期を(気づかずに)過ごしているからこそ。
そんな大切な時間を過ごしている彼らから、研修終了後、こんな風にアンケートに書いてくれている学生さんが在ると、やった甲斐があったようで物凄く嬉しいです。
相手が思わず素直になって自分と向き合うことができるような、そんな影響を与える人になれたら嬉しいな。
そのために大切なのは、まず圧倒的な、心を開いたやましい下心なしの笑顔。
それから優しい言葉と易しい言葉。 これをクリアして心を開いてくれた後での本質を突く質問。 安心空間の中で自分と向き合えた時、相手の中の何かが変わることを期待して、私は前を向き続けて準備をし続けています。
ヒカル
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