slowplus.Japanese style.唐津へ

現代のアラフォー世代に似合う、大人のきものを日々研究しています。

今回は今年見つけた中でも一番気に入っている、綿紅梅の華やかな牡丹柄の浴衣です。

これに長襦袢を着て、半襟がついていれば、夏きものとしても活用できるので(暑いのできっと浴衣で着るとは思いますが)、とても便利な浴衣です。

着物を着るようになると、じつは浴衣は出かけられる範囲が少なすぎて、むしろ敬遠してしまいやすくなると思うのですが、子供っぽくなくこのくらいの大きな柄になると、洋服でいえばサマードレスの感覚で涼感とリラックスした雰囲気を相手に伝えることができると思います。


自分にぴったり似合う色の系統はパーソナルカラー診断などで、知っておくと着物も浴衣も選ぶのが簡単になるような気がします。

ちなみに、わたくしはブルーアンダートーンのベースを持っている肌色なので色のニュアンスが「ブルー」な光に合う色が肌なじみがよくて合います。

例えば、黒・グレー・ロイヤルブルー・白・バラのようなマゼンタ色などのくっきりとした系統のツヤのあるものだったらなんでも肌なじみがいいということです。

逆にイエローアンダートーンのベースをお持ちの方だったら、茶色・オレンジ・桃色・朱赤・黄色・クリーム色などの黄色の光に合うほっこりしたものがお似合い。

着物や浴衣は面積が大きいので、似合う色を知っておいて、その系統を選ぶと間違いにくいと思います。

さて、それでいくと今回の浴衣は、完全に寒色系の配色でブルーベースの人用の配色デザインです。なので私には自動的に肌なじみはあいます。

牡丹の白の分量が多いのでここは黒を増やしてメリハリをつけるのではなく、白を増やして明るく爽やかに顔周りへのレフ板(反射)効果を狙うと疲れて見えないのでいいと思います。

この白い帯は、博多織の半幅帯です。献上柄で織られているので、近くで見るとそれなりにちゃんとして見えるので、博多織の帯はおすすめです。

浴衣の牡丹の雌しべのレモンイエローと三分紐の黄色を合わせてポイントにしました。

白の帯とレモンイエローは両方共に明度が高い組み合わせなので馴染みがいいと思います。


大人の浴衣は頭を使うので、とてもいい頭の運動になります。

お手本は自然の配色からいつもインスパイアされるので、植物、動物などの自然は本当になにもしなくても完全に、完璧にコーディネートされていて美しいなあ!

その美しさの秘密はどんな法則なんだろう?

と、法則性をいつも観察しながら、着物や浴衣の組み合わせに活用しています。


まだまだ研究は続く。


ヒカル


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