A社_サンクスプロジェクト 月1ミーティング

A社は福岡市内に20店舗、熊本に2店舗、ロシアとエストニアとハワイに1店舗の海外店舗、そして独立支援店舗として3店舗を持っている飲食業の会社です。

かれこれ、15年コーチングと教育部門で携わってきましたが、昨年から社内で力をいれている取り組みが、サンクスプロジェクトです。


スタッフは200名以上いるのですが、その全員のアカウントを作成して、社内SNS内で「ありがとう」とか「おつかれさま」とか「ナイスガッツ!」とか「ナイスフォロー」などなどをコインとして今日の店舗の営業で一緒に働いた仲間に、賄いを食べているときや、家に帰ってからとか学校に行ってる時など、自分のスマホから好きなタイミングで気軽に送ることができるツールを使って、社内ロイヤリティを高めて「ありがとう」が飛び交う笑顔の会社になりたいと昨年秋から全員への浸透に取り組んでいます。


こういうツールはどれも「使えば良いことがたくさんある」ことはみんな知っているけれど、上からの通達で始まってしまうと新しいことのめんどくささや「やらされ仕事」になってしまい、絶対にうまく浸透することがないので、最初から結構慎重にスキームを作り込んですすめております。


今回Y社長より特命のプロジェクトとして私がリーダーになって推進をしていますが、このプロジェクトは組織の横を繋ぐ新しい取り組みとして私はすごく期待を寄せています。


縦社会でいいこともあるけど、もともと体育会系の多い飲食業、普通にしてても縦になるので、今後はそれでは下からの良い発想も出にくく発展は少ないと思うのです。

自由な発想はじつは若手や優秀なアルバイトスタッフ(学力の高い大学に通っているスタッフも多数)の自由な発言の場から生まれてくると思うので、このサンクスプロジェクトでは敢えて店長や主任クラスを担当におかず、各店の一番若くて新しい社員とアルバイトスタッフのペアを店舗のリーダーに定め、それを取りまとめる事業部からの代表リーダーも若手社員(写真)で組織しています。


そしてその中にフリーターとして長く働いてくれているアルバイトスタッフもチームに入れて、できるだけ「どうしたらもっと活性化するのだろう?」ということだけを真剣に考えて、浸透させるための仕組みや企画をあーでもない、こーでもないと毎月1回2時間使ってミーティングしています。

仕込み前の12時から14時までなので、若くて食べ盛りのみんなのために私が勝手に弁当やら食べ物を用意して、みんなでいただきまーす!と食べてから会議を始めるのですが、若手のみんなはこうやってみんなで一緒に食べる、ってだけでとても嬉しいようで私も毎回癒やされています。


今月は、アルバイトリーダーのゆりえちゃんも特別に見学にきてくれて、「私達(アルバイト)のためにこんなに毎月真剣に熱く討論してくれているんだ、と思ったら感動しました!笑顔や冗談も絶えないし、こんな楽しいミーティング見たことないです」とも。


会議をうまくいかせるのはファシリテーターとしての私の仕事ですが、25歳も違う学生アルバイトスタッフのゆりえちゃんも、楽しくて内容が熱いと思ってくれるようなミーティングができてとても嬉しく感じました。


こんなふうに若手メンバーで組織していますが、きっちり議題は事前に出して討論中に議事録を作って確認しつつ、時間通りに終了するという、ある意味きっちりしすぎるくらいの流れの中で行っています。みんなの貴重な時間を使う仕事ですからね♪

形をきっちり決めてある一定の緊張感のもと、人格否定のない平等な場で、目指す良いゴールにむかうために、みなで率直な議論をするのが楽しい仕事の在り方でしょう。

PCで入力した議事録は終了後、すぐにLINEで共有され、(なぜすぐ共有されるかというとデータは常にクラウドで共有しているので、PC・モバイル間の流れができているからです)通常社会に出てもこんなスピード感無いだろう、という一流の仕事ぶりをみんなに「当たり前」のこととして感じてもらうように工夫しています。

来月より、司会担当も回すようにして、みんなに勉強の場も提供しています。

また、じゃあ担当は誰にする?の時はみんな「男気ジャンケンがいい!」といい、負けた人がイヤイヤ担当になるのではなく、勝った人が男気を見せてみんなのためにその仕事を担当するという(笑)、独自のプラス発想な文化もあり、いいことを提案してくれたらみんなそれに賛成して、会議を作っていっています。


おかげで、プロジェクト開始から9ヶ月たった今、今までで一番の自然発生的な盛り上がりを見せています。そこはずっと慎重に狙って議論をすすめてきたことなので、狙いのとおりに進んで嬉しい限り。感謝の気持ちは社内の決まりでやらされて伝えるものではなく、自然に「ありがとう」と伝えたくなるものだから。

新入社員のコミュニケーションツールとして、感謝の気持ちを大事にして相手に伝えるという道徳教育ツールとして、はたまた社員の360度評価としていろいろ使えるこの社内SNSツール。


とても良いツールだけれど他社は導入で失敗して解約しているところも多いとききます。

何事も何を導入するかではなく、どうやって導入までの道筋をデザインするか?

そこが大事なところであり、情熱がないとやり遂げられないプロジェクトなのですよね。


やり甲斐ある仕事を任せてもらって感謝です。


ヒカル




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コーチ / カタリスト / プロセスクリエイター / ファシリテーター / ワインソムリエ / 茶道家 組織デザイン・チームビルディング専門・カタリスト型 企業コーチ ヤツグヒカル

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