プーシキン美術館展@東京都美術館
東京の最終日はライフワークでもある印象派研究のために、飛行機までの時間を上野公園内にある東京都美術館で過ごしました。
もともと大学の専攻である美術史のゼミで、私がマークした日本の洋画家が佐伯祐三
卒論のテーマも彼についてです。
サッカー選手にもいそうなこの方↓
幼少の頃から、石橋美術館のレベル高すぎる常設展の中で一番好きな画家だったのです。
こんな絵を書いてます↑
彼が影響されたのはフランスの印象派〜フォービズムの流れの激動の時代です。
特に師事したフォーブの巨匠ブラマンクから「このアカデミック!(アカデミズム!)」と罵倒されたくだりも印象深く、私の興味も近代西洋絵画史の1874年のフランスの第1回印象派展からの美術界の流れが変わった部分です。
今までは肖像画や歴史や聖書にインスパイアされた室内のアトリエで仕上げるアカデミックな絵が良しとされていた中、絵の具の発達もあって持ち運びが可能になり、画家はこぞって野外に出て描くようになった流れがあります。
野外に行けば光は重要な要素で、ややもすると以前は暗さの表現で光を浮かび上がらせていたような画風から光そのものをどうキャンバスに表現できるか?(それを印象派という)自然の光を忠実に写し取ることができるか?というテーマは今までの写真のような写実とはまったくアプローチが違うためエポックメイキングなことだったのでは?!と想像するだけで私はワクワクしてしまいます。
その後、印象派も色々形を少しずつ変え、フォービズムやキュビズムと行くところまでいっちゃう感じになっていくのですが、このアカデミックな時代から印象派が出てきた「外に」出て行く!という流れを通しで見るのが好きで、展覧会があると何度でも足を運んでしまいます。
今回は旅するという裏テーマもあったようで、グッズや企画がとても洗練されていて色々買い込んでしまいました(*'▽'*)
例えば今回の印象派画家のみなさんが帽子を被ったシリーズ。
外に出て絵を描くためには帽子必需品♪
目の付け所がおもしろい(*'▽'*)
Tシャツ↓
↓トートバッグ 図録を入れて帰るのにぴったり。ちょっと厚手。
手ぬぐい↓ 登山には欠かせません♪
↓来年のカレンダー カレンダーとしての役目が終われば切り取って額に入れたら名画プリントに♪
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