大手企業はやっぱり地味に凄い。
私はもとがチェーンレストラン出身だからわかるけど、大手チェーンの商品開発力はものすごい。
素人が現場で作っても大丈夫なレベルのブレようがない基準のソースや誰がどう作ってもある程度の状態になる麺などの素材を完璧に作り上げて、消費者が、そう!私、今こんなのが食べたかったの!という、規定の客層にどストライクな季節限定の商品をタイムリーにぶっ込んでくるのだ。
今日食べたプロントの6月の期間限定新メニューはまさにそれでした。(プロントはサントリーが65%、UCCが35%の株を持ってる会社)
パクチーのトムヤムクンパスタ。
平打ちのリングイネの生麺が、まるでパッタイかなにかを想像させる。
パクチーやトムヤムクンは好き好きがあるけど、嫌いなら別のメニューもあるし。
季節のメニューでちょっと攻めてる、けど、オーソドックスの範疇から超えない範囲の、なんだか、そのさじ加減が絶妙なんだな。
ため息。
大手の凄さをそんな時感じるのです。
レモンじゃなくてちゃんとライムだしね。
こうあってほしい、を、素直にストンと。
妙に凝らないところが一般大衆受けするというのを、現場にはわかってほしいなぁ♪
懲りすぎて、自分が自分が、になっているうちはお客様は興ざめ。
お客様は?お客様は?になった時に、自分が考えられる最高のことを実直に追求した結果、やっとお客様に真意が届くのですよね。
というかシンプルでド・ストライクのものの方が、クオリティや力量がわかりやすくでちゃって誤魔化しようがないので、お客様ってじつはそこらへんで品定めしてるのかも。
消費者はいつも先を行っているものですからね。
考えさせられます。
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