1月のお茶の稽古

1月は、雪点前のお稽古。
先週は茶箱を使った薄茶の稽古をしたので、今回はお濃茶の稽古です。
    
茶箱は雪月花(せつげっか)で、雪見、月見、お花見、と、野点の時に使用する道具ですが、月見、お花見は外で季節を感じながらお茶を点てることができますが、雪見だけは室内からしんしんと降り積もる雪を感じながら茶室などで行うお点前なので、少し勝手が違います。
    
茶箱の中には、お仕覆に包まれた小ぶりの茶碗のなかにマトリョーショカみたいにさらに仕込まれた、お仕覆包まれた濃茶器。

茶器も高さの出ないこぶりなお濃茶用の平棗(ひらなつめ)と、とても凝っています。

お仕覆に包まれた茶碗や茶器はほっこりあたたかそうで見た目のおもてなしもばっちり!
最後は水差しまで全部下げてしまって、スッキリ!侘びだなぁ。

(お稽古メモ)
茶碗 高田焼
平棗 出雲塗り、蔦赤絵
お仕覆の裂地 道元緞子
茶杓 雪ぼたん

掛け軸 「平常心是道」
日常生活がそのまま道のあらわれでなければならない。
というのが言葉は、刹那を生きることを考えさせられて、謙虚な気持ちになりますね。
今、この瞬間を心を込めて生きているだろうか?その瞬間に真摯に向き合っているだろうか?掛け軸の言葉はいつも自分に問いかけるよいきっかけになっています。
 
ヒカル



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